ニチリン(5184)の銘柄分析となります。
2021年2月に発表された「新中期経営計画」を読んで面白そうだなと思いつつも、2020年12月期の減配をどう捉えるか悩みましたが、2021年6月に購入した銘柄となります。
・配当金&株主優待を検討している方
・長期保有できる銘柄を知りたい方
・銘柄選びに悩んでいる方
事業内容
海外にも拠点を有するグローバル企業でもあります。
業績・財務・キャッシュフロー
業績
海外売上構成比率:日本が39%、海外が61%
(北米15%、中国14%、アジア25%、欧州7%)
実績(2023年12月期):増収増益(売上高・全ての利益項目で過去最高)
見込(2024年12月期):増収減益予想
財務
財務:良好
BPS:右肩上がりに積み上がり
自己資本比率:65%以上
有利子負債比率:1%程度
キャッシュフロー
フリーCF:おおむねプラスで推移
配当
配当方針
配当方針:「DOE2.5%を下限とし、連結配当性向を2024年度で目標38%に、2025年度以降で目標40%に設定」
所感:配当方針がより具体的になり、積極的な株主還元が期待できる
特徴:不景気時には減配あり(直近は2020年12月期)
年間配当金(予想)
2024年12月期:1株当たり150円予想
配当利回り(推移)
株主優待
優待発生株数:100株以上
継続保有条件:あり
長期保有特典:あり
優待内容:1,000円相当のQUOカード~
下記プレスリリースは株主優待制度の一部変更に関するお知らせとなります。
総合評価(Aランク)
独自の総合評価はAランクです。
項目 | 独自評価 |
安全性 | A |
成長性 | S |
収益性 | A |
定性評価 | A |
合計 | A |
※ランク付け
最高ランクS~最低ランクDの5段階
※独自評価の内訳
定量(安全性・成長性・収益性)75%
定性(特性・パフォーマンス予想)25%
コメント
株価は2023年2月の決算発表および株主還元方針に変更のプレスリリース後に急騰して高値圏にいますが、安全性や成長性を考慮すると適正水準かと思います。
暫くの間は自動車メーカーの生産回復(※中国を除く)により好調が続くと思いますが、将来的にはEV化への対応が必要となります。
株主還元方針の変更によりDOE2.5%の下限設定されたことで一定の安心感が出てきたので、準主軸として保有を検討するのもアリだと思います。
なお、当ブログは投資の勧誘を目的とするものではありません。
投資を行う際はご自身の判断と責任にてお願いします。